小説置き場。更新は凄く気まぐれ。
私が唄を歌いましょう。
例えどんな音色であっても、
私は永劫と奏でると誓うから。
キミがそうしたように、
私も最後まで約束を守りましょう。
私の願いを叶えてくれたキミへ、
今度は私が願いを叶えてあげる番です。
それじゃあまた、
次に会えるのは一千年も先だけど、
キミにはほんの一時だから、
ゆっくりと休んでください。
だから私が歌い続けるその間は、
どうか善い夢であってください。
そして目が覚めたら、
一千年分の夢の話を聞かせてください。
私もキミに、
一千年分の出来事を教えるから。
それまでの間、
キミにとっては短い、
私にとっては長いその日まで、
おやすみなさい。
さあ、子守唄を歌おうか・・・――。
――――――――――――――――――――――――
さあ、よい夢の旅へ。
PR
コメントを書く